資金計画と売上計画

開業資金の試算

ところで、本当に100万円で開業できるのか

さて、計画が現実的になってきたところで気になるのが、開業資金ではないでしょうか。どのくらいの資金が必要なのか、この段階で試算してみましょう。デリヘルに場合は、店舗営業ではないので、店舗物件の賃貸契約料や内装工事費はかかりません。性風俗業のなかでは格段に少ない資金で開業できるビジネスです。とはいっても、事務所の賃貸契約料や備品、広告費などがかかるので、それなりにまとまった資金が必要です。それでは、開業資金の合計額を算出してみましょう。

○オフィスとなる物件の賃貸契約料(関東での計算例)

家賃を9万円として算出します。

敷金が2ヶ月分で18万円、礼金が1ヶ月で9万円。不動産業者の仲介料が1ヶ月分で9万円。前家賃が1ヶ月で9万円。計45万円。

○備品等

電話加入権(2万5000円)、電話機(1万5000円)、携帯電話(8000円)、机(1万円)、テーブル(1万円)、カーペット(1万5000円)。

●開業資金はいくらかか

安く開業できないか

デリヘルは店舗営業ではないので、店舗物件の賃貸契約料や内装工事費、備品・設備等がかからない

性風俗業のなかで、もっとも少ない資金で開業できる

●開業資金の主な内訳

賃貸契約料…営業所の契約料

備品…机椅子等のセット

営業所の広告費…広告宣伝

募集広告費…従業員の募集広告

●開業資金の調達

○自己資金…ほぼ100%自分のお金でまかなう

○身内・知人からの借り入れ…事業が事業なので、理解のある相手に限られる

○金融機関…個人の不動産担保、法人としての実績がないとほぼ不可能

計8万3000円。

●宣伝費

三行広告が、3行20日分、14万円。

雑誌枠広告が、カラー4分の1貢、2誌分、18万円。

計32万円。

●募集広告費

高収入アルバイト情報誌(女性コンパニオン)、1色8分の1貢、14日分、5万円。

夕刊紙の三行広告(男性スタッフ)、20日分、4万円。

計9万円。

合計額は94万1000円となり、私が冒頭のQ&Aで書いたとおり100万円以内で収まりました。

わずかこれだけの資金で開業可能です。しかし、これはあくまでも試算です。賃貸契約料だけで60万円かかることもあるでしょうし、パソコン代をセットで30万円ほど必要かもしれません。あるいは、広告は一媒体だけで十分かもしれません。

開業資金で失敗しないコツは、余裕を持たせて現実的に対応できるようにしておくことです。安く収めるに越したことはありませんが、お金をかけるべきところと絞るところを明確にし、必要であればその部分には費用を惜しまないようにします。家賃をケチるあまり、ワンルームに押し込めた例を前のパートで紹介しましたが、マイナス効果は避けねければなりません。その逆に、「パソコンは自分の今あるものでもよい」というように、

バランス感覚を大事にしてください。

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